十一月の精

金木犀満開!はもう先々週の写真です。
遠足、芋掘り、運動会(わたしも玉入れ頑張りました!)と連続で来たかと思うと近くの駅前では街路樹のイルミネーションが始まり、早くもクリスマスの雰囲気が漂い始めたような気すらします。
もう11月かー。1年あっという間です。
 
 
 
11月の精ってどんなんだっけな。おじさんだっけ?おじいさんだっけ?
十二の月の精霊達が出てくるロシアの童話『森は生きている』を思い出しました。
 
 
わがままな王女が真冬なのに春に咲く花マツユキソウが欲しいと言いだし国中にお布令を出します。褒美目当てに継母と継姉が女の子を雪が積もった森に行かせると、森には十二の月の精霊達が焚火を囲んでいました。わけを話すと1時間だけ森を春の季節にしてくれます・・その後もいろいろありますがハッピーエンド。
ロシア版シンデレラのようなお話で、小学生の頃このお話が大好きでした。
特に、時を早回しして森の中が春になる場面。
みるみる雪が解け、暖かい日が降り注ぎ、植物達が芽吹き、森中が緑に覆われ、次々に草花が咲き始めます。
出てくる12人の精霊達がそれぞれに年齢が違っているところも子供心にすごく納得出来てワクワクしました。
 

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すごく久しぶりに本を開いてみたら挿絵がありました。
春 3月4月5月は少年達。
夏 6月7月8月は青年達。
秋 9月10月11月は壮年〜中年らしき男達。
冬 12月1月2月は白い髯の老人達。
 

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11月はまつ毛長め&前髪パッツンのおじさんでした。
 
小学生の時、音楽の先生がこの児童向けの戯曲の中で歌われる『森は生きている』と『十二月(じゅうにつき)のうた』を教えてくれてクラス全員で音楽の時間によく歌っていました。何十年ぶりかにサビの部分だけ思い出して、ネット検索してしまいました。懐かしい〜。
 
 
最近は温暖化のせいで季節感がおかしくなってしまったように感じることが多いですが、やっぱり春夏秋冬その季節らしさを楽しみたいです。
 
 
 
今年は体調を崩すこともあったりして、制作が計画よりもはかどりませんでした。悔しい。
今は元気です。まだまだやりかけのことをこれから頑張ります。
 
 
10月の台風で被災された方々が早く元の生活に戻れますように。
沖縄の首里城が早く再建されますように。

 

メスキータ展

昨夜の一雨のせいか少しだけ気温が下がりました。とはいえまだまだ暑い。早く秋が来ないかなー。
 
 
 
東京駅のステーションギャラリーにメスキータ展を観に行きました。
 

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サミュエル・イェスルン・デ・メスキータ。
19世紀後半〜20世紀前半のオランダのアーティストで、木版画を多く手がけた人です。
白と黒のバランスと構図が強烈にカッコいい!
細かな陰影も全て彫りの線の強弱で表現されています。
 

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版画家としての活動以外にデザインの仕事もしていて(それがまた本当にカッコいい〜)、さらに美術学校でも教師をしていて生徒にはエッシャーもいました。
 

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メスキータはユダヤ人だったのでナチスに拘束されてアウシュビッツで家族と共に殺されました。アトリエの作品はエッシャーや生徒達が命がけで持ち帰って守ったそうです。
戦争って本当に最悪です。
 
 
エッシャーは、「先生は日頃『白と黒の世界を制作する中では、自然界にある白黒の動物などを題材に選ぶことは控えた方がよい』とおっしゃっていたが、後日先生の作品の中にシマウマなどの絵を見つけたときには大変驚いた」と言っています。ちょっと微笑ましいですね。
言葉通り、シマウマや牛の作品が展示されていましたが、やはり制作することを考えると難しいなぁと思います。全てがカラーの実世界を白黒のバランスで考えて作品にするのとは違って、シマウマや牛はカラーの中にそこだけモノクロで存在しているので周囲との白黒バランスを取りづらいです。色の付いたものと同等に陰陽のバランスをとるのは難しいですもんね。
 

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(上の写真は帰りに買ったポストカードです。その他の写真は天井から下げられた撮影可の印刷物。本物は主にトレーシングペーパーのようなごく薄い紙に刷られた小さめのサイズの作品でした。)
 
 
こんな素晴らしいアーティストの作品を守り抜いてくれたエッシャーとお弟子さん達、どうもありがとうございます!!

 

蕪の帯

蕪って可愛らしい形ですよね。味も大好きです。
 
スーパーでは年中見かけるような気もしますが、蕪の旬は春と秋の2回。
春物は柔らかくて、秋物は甘いです。
 
 
蕪の帯地を作りました。

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制作中、スケッチするために買った蕪でお味噌汁を作りました。
ナメコも入れたせいか、とろみたっぷり。
もう冷めてると思って飲んだら、冷めてたのは表面だけで、その下は予想以上にめちゃめちゃ熱くて喉までヤケド・・数日間ヒリヒリしました。
いやーとろみには気をつけないといけないですね。でも美味しかったです。
 

 

そんな出来事もあったこの帯地、お客様に買っていただきました。

ありがとうございます!
そのお方の株が上がる良いことがたくさんありますように。

 

春から初夏へ。

春から初夏へ。
不安定な気候ですが、まだ湿気も少なくて、晴れると気持ちのよい季節です。いろんな植物の葉っぱがぐんぐん伸びていますね。
 
5月初め、近くの公園の藤棚がとっても綺麗でした。

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今はもう小さな豆のサヤが出来ています。

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それから、3月末の梅の花。美しかった!

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今は可愛い梅の実が。

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そういえば、令和元年になって3週間ですね。

まだ書類などに書き込む機会もなくて、時代が変わったという実感があまりないですが、令和っていう言葉は、渋めの赤と パールっぽい光沢のクリーミーな白の組み合わせ(どっちの漢字がというわけでもないですが全体的に)って感じがして綺麗だなーと勝手に思っています。笑

Spring has come.

春ですね。

今日は朝からずっと雨ですが、花粉症のわたしは息がしやすい気がします。

先週末はとてもいい天気でした。

近くの公園にいくと蠟梅が満開。良い香りでした。

梅も五分咲きでしたよ。

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もぐらの穴もたくさんありました。

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丸く盛り上がった土の部分がもぐらが顔を出した跡です。

顔を出したところを目撃してみたいです。ヘルメット被ってサングラスかけているでしょうか?笑

 

謹賀新年2019


新年 明けましておめでとうございます。
本年も皆様にとって素晴らしい年でありますように。



昨年は・・
長距離を全速力で障害物競走するような一年でした。特に後半。
たくさんブログをアップするはずが、8月で止まってしまいました。
見てくださっている方、本当にすみませんでした。



今年は平和で穏やかな年になるといいなーと思います。
楽しい一年に!