浅草

浅草をテーマにした企画展に参加するため、切り文字の作品を作りました。

文章は、明治〜大正期に活躍した街頭演歌師の添田唖蝉坊のもの。現在の浅草は、のんびりとした観光地といった感じですが、唖蝉坊が活躍した関東大震災直後の浅草は、混乱と再生が入り交じる、パワフルな渦の中心地だったようです。

さて、正月3日は、写真を撮りに浅草に出かけました。
浅草寺の境内や仲見世は、ものすごい混雑!観光客と参拝客でごった返していて、警察による通行規制のロープまで張られ、一方向に僅かずつしか進めません。参拝はまた後日することにして、行列から抜け出し、天ぷらを食べに行きました。
食べ終わって店を出ると、日も暮れていて、たくさんの屋台の電灯がオレンジ色に光っています。混雑も少し収まり、交通規制も解かれて思い思いに歩く人たち。おみくじを引くところは、まだまだ大勢の人だかりです。




ファインダー越しに、唖蝉坊の時代と現在が一瞬リンクしたような気がしました。