手ぬぐいワークショップ

今日は、自宅アトリエにて、手ぬぐい作りのワークショップを行いました。
手ぬぐいというと、『注染(ちゅうせん)』という表も裏も絵柄が染まる方法が昔ながらのやり方です。しかし、色の数だけ大掛かりな製版が必要なため、少量制作には向いていません。そこで今回は、ステンシルの技法を使いました。布の裏側は染まりませんが、色数も自由で、複数の版を重ねることも出来、一枚ずつ自分で作れます。
工程は二日間。参加される方それぞれのお好きな絵柄を染めていただきます。
一日目は、絵柄を作って、型紙を切り抜くところまで。
二日目は、配置と色を考え、型紙の上から染めて完成するまで。
今日は、その第二日目。
まずは、全体の構図を考えながら、試し用の布に、いくつかの候補の色を染めてみます。
色が決まったら、真っ白なさらし布に型紙をのせて染めていきます。

皆さん、工作や手芸、絵画がお好きな方々で、数々のワークショップに参加されているとか。配置や色のバランスがお上手です。一日目の型紙を切り抜く作業も、初めてとは思えない手さばきでした。

そして完成!
左の方の作品は、色とりどりの宝石&黒猫。猫の色を迷っておられましたが、黒にして正解!宝石を狙うセクシーな怪盗黒猫ちゃんの雰囲気です。真ん中の方は、一枚絵のように絵柄を配置。波に千鳥、空には瑞雲。木版画のようですね。右の方は、絵本のような色使いで、フルーツ味の綿菓子のようなカワイイ羊たちを染められました。
皆さんそれぞれの個性が、絵柄にも色にも作業の仕方にも表れていたので、見ていてとても面白かった(失礼!)です。二日間、本当にお疲れさまでした!