着物、楽しいな

急に肌寒くなって来ました。着物が楽しくなってくる季節です。
秋めいてきた途端、テレビで着物教室のCMがたーくさん流れています。
数年前まで着物の知識ゼロのわたしでしたが、染めを始めたことがきっかけで、着物や帯を自分で作ってみたいなーと思うようになりました。作るには仕組みを知らなきゃいけないし、それには自分で着れるようになるのが一番早い。
母に話したら、お稽古用にと、亡くなった祖母のものや母が若い頃に着ていた着物を送ってくれました。
しかし! 着付けのお稽古は、予想以上に大変で・・・覚えることもたくさんあるし、紐をギューギュー締めすぎて気分が悪くなったり、仮紐を外して『さあ出来上がり』と思った瞬間、背中のお太鼓が落っこちたり・・・
50年くらい前までは、日本の女性は皆、普通に着物を着てたんですよね。母が小さい頃は、祖母が自分で着物を染め直していたそうですし、薬局に染料を売っていて、どの家でも染め直しや仕立て直しを自分でやっていたようです。器用な人が多かったのかなあ。
さて、一通り自分で着れるようになると、色合わせや季節の模様合わせが楽しくなってきます。
わたしが好きなのは、豪華な礼装用よりも普段着の着物です。
紬や木綿、ウールなどの人懐っこい素朴な風合いの着物に、半幅帯や下駄履きで、お気楽なかんじの。
そして、よーく見ると、ちょこっと面白いところがあるのが好きです。半襟がインドやアフリカの布だったり、帯留めがネイティブアメリカンのブローチだったりしてもカワイイ。もちろん、やり過ぎはヘンですので、ほんとにちょこっとの部分だけ。
そういえば、母からもらったものの中に、マーブル模様の革の帯締めがありました。

特に高価でなく趣味のものですが、こういう革素材の帯締めが昔流行ってたらしいです。面白い〜。どんなコーディネイトにしていたんだろう。
さあ、今作っている帯には、どんな着物や小物が合うのかなあ!というより、どんな帯に仕上がるのか、わたしにもまだ予想付きません。