ハナサカ

一昨年も去年も満開を見逃した桜の木のもとへ。
ついに見た。

花咲か爺の物語、
「ここ掘れワンワン」「枯れ木に花を咲かせましょう」しか
覚えていない方も多いのでは?
正直者の老夫婦に畑を掘るよう教えてくれた白い犬は、
その後、欲深い老夫婦に殺されてしまう。
(この場面、悲しくてつらい・・・)
その墓の横には木が植えられ、みるみるうちに大木となる。
すると白い犬が夢に出て来て、老夫婦に木で臼を作るように言う。
臼を作ると中からはまた宝物が。
しかしまたもや臼は横取りされ、がらくたしか出さないため、斧で割られる。
するとまた白い犬が夢に現れ、
割られた臼を燃やして、その灰を枯れ木に撒くように言うのだ。
言われた通り、枯れた木に正直な爺さんが灰を撒くと花が満開に。
偶然通りかかった殿様が感動して、褒美を与える。
欲深爺さんもまねするが、花は咲かず、
殿様の目に灰が入って罰を受ける・・という話。
現代の子供用絵本は、残酷で悲しい場面もちゃんと描いてあるのかな。
描いてあってこその物語だと思う。